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ホームズの挿絵



ヴィクトリア時代の挿絵画家シドニー・パジェットによる
"ひざをかかえるホームズ"です。

シドニー・パジェットの描いたホームズはとてもスマートで
まるで少女漫画のような雰囲気さえ漂います。

当時、作者のコナン・ドイルは、「自分がイメージするホームズより
甘い感じが過ぎる」というようなことを言ったそうなのですが
ストランドマガジンの編集者に「この挿絵は女性うけするから絶対に良い」と言われたそうです。

テレビドラマのホームズも
シドニー・パジェットの挿絵のポーズを忠実に
再現してある場面がいくつもあって
やはり名挿絵だったのだなあと思います。

ホームズの挿絵はシドニー・パジット以外にも色んな画家が書いていて、すごく素敵なのから、思わず無口になっちゃう(笑)ようなのまで、ほんとに色々あります。

例えば、1894年版ハッチンソンの挿絵による「緋色の習作」のホームズとワトスンが初めて出会う場面は、2人ともまだ若い青年なのに
ホームズってば猫背でおまけに御用聞き!?というようなもみ手風ポーズでワトスンに近寄ってくるし、ワトスンも、もっさりしたおじさんです。

初出である「ビートンのクリスマス年鑑/1887年発行」に掲載された
「緋色の習作」のホームズは、なかなか麗しいですね。



でもやっぱりワトスンは老けすぎ……。
戦場の苦労が響いたのだろうか?


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